理論価格と実際の先物価格の違いは何ですか?

さて、以上のように理論価格が計算できましたが、実際の先物価格は、当然にも需給関係によって上下し、この理論価格から乖離する場合がありえます。 しかし乖離が生じても、ある範囲内に収まるのは、「裁定取引」が発生するためです。 裁定取引とは、同じ経済的内容を持つ異種の取引を比較して、割高な方を売り、割安な方を買うことで差額を得ようという取引です。

ゲーム理論と価格理論の違いは何ですか?

市場の失敗が生じる場合は、政府には、市場に介入することで非効率を是正することが求められる。 価格理論では、経済主体は価格受容者として行動し、技術的外部性も仮定されていなかった。 それに対して、ゲーム理論では、各経済主体間での金銭的外部性や技術的外部性が仮定される。

理論株価とは何ですか?

株価というものは買いたい人と売りたい人の「せり」の仕組みで価格が決まりますので、短期的には価格にばらつきが生じますが、長期的な視点でとらえた場合、株価は企業価値に近づいていくという考え方をもとに投資の参考にされています。 理論株価の求め方は会社の「 資産価値 」「 事業価値 」「 利益価値 」「 成長価値 」等をもちいて、これらを単発または組み合わせることで算出する方法が一般的です。 ただし組み合わせ方 (何を基準にするのか)や独自の手法を加えることにより理論株価は同一の会社を評価した場合でも全く異なる値になる場合があります。 「理論株価」とは、その銘柄の業績予想から導いた”3つの価値”（資産・利益・成長）の合計。

オプションの理論価格とは何ですか?

オプションの理論価格も基本的には先物取引と同様に現物価格から導出されます。 理論価格から乖離すれば裁定取引が発生して理論価格へ収斂させる力が働くことも同じです。 理論価格は、①現物価格、②権利行使価格、③ボラティリティ（現物価格の変動率）、④行使日までの残存期間、⑤金利、⑥配当利回りの6つの変数によって決まりますが、その算出には、ブラック-ショールズ・モデルという数式を使います。